■ 年会費無料のクレジットカードの保険でも十分！！
海外旅行保険とはご存知のように、海外旅行中の事故や病気などによる、疾病治療費や賠償責任・携行品損害などの補償してくれる保険サービスです。
最近ではこの海外旅行保険が、クレジットカードに付帯する特典の一つになっています。特に年会費無料のクレジットカードにこの海外旅行保険が付帯していれば、わざわざ旅行のたびに手続き・申込や保険料を利用者側で負担する必要も無く、またクレジットカードの年会費を支払うこともなく、出費ゼロのお得なサービスといえます。
しかし、一般的には
１．年会費無料のクレジットカードに付いてる保険なんて、いざというときに役立たない。
２．カードの保険は、カードを何枚持っていても保険金額が加算されない。
といわれています。
これは実際には、間違った理解をしている部分があるのです。
どういうことか以下に記しますので、しっかりと読んでください。
カードの海外旅行保険は基本的に５つから成っています。
（１） 死亡・後遺障害補償
病気、事故などで死亡、または後遺障害の場合の補償
（２） 傷害・疾病治療費用補償
ケガ、病気などで、治療費が生じたときの補償
（３） 賠償責任補償
ホテルでものを壊してしまった、他人をケガさせてしまった場合などの補償
（４） 携行品損害
持ち物が壊れた、失くした、盗難に合った場合などの補償
（５） 救援者費用補償
事故などで遭難したときの捜索費用、家族が日本から駆けつけた費用などの補償
特にこの中で重要なのは、（２） 傷害・疾病治療費用補償 です。
というのは、保険の種類の中で一番利用の多いのが旅行先での事故や病気の『 治療費用 』だからです。
※ 保険を考えるときの「治療費用」料金の目安
| 事 例 | 内 容 | 支払総額 | 内 訳 |
| Ａさん （男性） |
旅行先のロサンゼルスにて急性盲腸炎になってしまった。 現地で入院（入院は3日間）、手術を受けた。 |
211万円 | 治療費 |
| Bさん （女性） |
ギリシャ・アテネを観光中、街で強盗に突き飛ばされセカンドバックを 奪われる。その際に足首を骨折。海外入院12日間。日本から 駆けつけた家族付添いのもと車椅子にて帰国。帰国後継続入院。 |
295万円 |
治療費等 |
| Ｂさん （女性） |
シンガポールの旅行中、ホテルのバスルームで転倒し、大腿骨骨折で 10日間入院して治療を受けた。 その後看護師に付き添われて帰国。 |
263万円 |
治療費用 付き添い費用 帰国費用等 |
カード会社は一般的な説明では
『海外旅行保険が自動付帯されているカードを２枚以上お持ちの場合は、それらのカードの死亡・後遺障害保険金額のうち、最も高い保険金額を限度として、按分して保険金をお支払いします。』
と、（１）の部分にしか触れません。
しかし、実際にカードを何枚も持っている場合には
（２）〜（５）の保険に関しては、保険の最高額が加算されていくのです。
※ 年会費無料カード 付帯保険比較表
| カード名 | 保険適用 最大日数 |
（１） 死亡・後遺障害 |
（２） 傷害・疾病治療 |
（３） 賠償責任 |
（４） 携行品 |
（５） 救援者費用 |
| 楽天カード |
90日 | 2000万円 | 200万円 | 2000万円 | 20万円 | 200万円 |
| ニコス VIASOカード | 90日 | 2000万円 | 200万円 | 2000万円 | 20万円 | 200万円 |
| ソニーカード |
90日 | 2000万円 | 100万円 | 2000万円 | 20万円 | 200万円 |
| DCカードJizile | 90日 | 1000万円 | 30万円 | 1000万円 | 10万円 | 50万円 |
| シティ クリアカード※2 | 90日 | 1000万円 | 100万円 | なし | 30万円 | 50万円 |
※2 ： 旅行代金や公共交通の料金をカードで支払った場合に保険適用。
つまり上表で、 楽天カード
（２）傷害・疾病治療 が
楽天カード ： 200万円 ＋ ニコス VIASOカード： 200万円 ＝ 400 万円
という海外旅行保険をかけているということになります。
もちろん、（３）〜（５）の保険も合算されるので、
（３）賠償責任 が
楽天カードド ： 2000万円 ＋ ニコス VIASOカード： 2000万円 ＝ 4000 万円
（４）携行品 が
楽天カード ： 20万円 ＋ ニコス VIASOカード： 20万円 ＝ 40 万円
（５）救援者費用 が
楽天カード ： 200万円 ＋ ニコス VIASOカードド： 200万円 ＝ 400 万円
と これをみれば2枚のカード持っていればゴールドカード並みの補償を受けられるということです。
普通に海外旅行保険の申し込みをすると、１週間で５千円、１ヶ月で１万円程度かかります。
つまり、楽天カード
■ 年会費無料のクレジットカードで海外長期滞在の場合に保険をかける方法！！
年会費無料のカードの場合の付帯保険は、適用期間が日本出国から90日までとなっています。
しかし、 シティ クリアカードを使えば、海外旅行保険が最大180日間まで無料で使えます！
シティ クリアカードの海外旅行保険を適用するためには、カードで旅行代金か公共交通機関を支払うことが必要となっています。ただし、この代金の支払いが、海外に行ってしまってからの使用でも、使った日から９０日間、保険が適用になるのです。
つまり、90日以上の海外滞在の場合、最初の90日は、別のカードの保険を利用し、その保険が切れる前、80数日の時点で公共交通機関の支払いをシティカードで行うと、さらに90日間、保険を利用することができてしまうのです。
合わせて180日間、海外旅行保険を無料でかけることができるのです！
またシティカードは、海外96万台ATMで現地通貨が引き出せますので、海外によく行かれる方は必ず持っておいたほうがいいでしょう。
※ 以上から、海外旅行する人はもちろん海外に長期でも短期でも滞在する予定にある人は、この年会費無料の3枚の
カードは是非持っておいてた方がいいでしょう。オススメです。
◆ 楽天カード
◆ ニコス VIASOカード
◆ シティ クリアカード
また、海外に行く予定のある方は、早めにカードを作っておいて下さい。
海外に行く間際になってカードがなかなか届かないというのはあせりますし、また早めに作ってもおいても年会費無料
ですから。