接客: 名刺

日本のビジネス社会では、名刺は会社の顔であり、その人の顔です。名刺入れは、財布や定期入とは別に用意しましょう。

名刺入れはズポンのポケットには入れず、胸ポケットに入れておき、常に10枚以上の名刺を持ち、汚れた名刺は使わないようにしましょう。

名刺を差し出すタイミングは、訪問した側から、または目下の者から出すのがマナーで、必ず立ちあがって「初めまして」「宜しくお願い致します」など初対面の挨拶をし、「○○社の△△と申します」、と軽く頭を下げながら名刺を少し低めにして差し出します。名刺は、相手から読める向きで差し出すのが原則です。

名刺を受ける場合は、「頂戴します」、とお辞儀をしながら両手で受け取り、読み方が判らない場合は、その場で尋ねましょう。同時に名刺を交換する場合は右手で自分の名刺を差し出し、相手の名刺を左手で受け、渡し終えた後、左手に右手を添えます。

先に相手から名刺を出された場合は出しかけた自分の名刺をいったん左手の名刺入れの下に持ちかえ「恐れ入ります、お先に頂戴いたします」、といって、まず相手の名刺を受け取ってから出します。

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