付き合い・接待: セクハラの種類
(1) 対価型
権力行使型とも言われます。職場でも地位を利用して、仕事上の利益の対価として性的な要求を行うもので、例えば 「つきあってくれれば、給料を上げてやる」、 「仕事のミスを黙っていてやるから今夜つき合え」 など、その逆に断ったら給料が下がった、ミスをばらされた、などというケースも対価型のセクハラにあたります。
(2) 環境型
対価型ほどハッキリとした利害関係は生じないが、不快な言動がくり返されることによって就業環境に悪影響が生じる場合です。気をつけなくてはいけないのはこの環境型で、そのパターンも幅広いことです。
例えば、『書類を受け渡す際、手をにぎられたり、体をさわられた』、 『ヌードポスターが会社の壁に貼られている』、 『ヒワイな冗談ばかり言う上司を無視をすると機嫌が悪くなる』 など。
(3) 性的役割型
ジェンダーバイアス(性的偏見)とも言われ、性的いやがらせではないが、女(男)はこうだという一方的な思い込みで、対等なパートナーとして認めず、不快な気分にさせられる場合です。
例えば、『「外から電話をかけてきて、誰か男の人に代わって、と言う上司』、 『ミスをするたびに、女はこれだから困るんだよ、などということを言う』、 『お酒の席で、近くに座らせたり、お酌を強要する』 など。
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